お色気川柳、肥後狂句




おせせるな そこは女の発電所

ひっ縮み もうこそばいか ばーつかり

嫁入り草々 茶臼教えて 戻された

よすぎつて 腹の上から 蓮の上

無我夢中 あくる日ひでる 膝坊主

もどかしさ 湯文字の紐のかな結び

是あどうか 歯の無ぁ口で 切るバナナ

今日はいや あぁたの指の 染まります

見事なもん 女が別れきらんはず

よさよさ  かかあの機械と 大違い

その当座 昼間も箪笥の かんが鳴り

野雪隠 めめじょこそぐる ふーぞ花

セーラー服 ヘソから下は1人前

そこは駄目 ここから先は禁猟区

寝付かれん 隣の部屋でヒヨーな声

そろーつと 川と云う字の崩れかけ

妙な仲 昼間は社長て呼びよるが




         詠み人知らず 岡田正二編